朝方、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。何を思ったのかオバサンの話しをはじめた。

一体全体どうなってしまうと言うのか！

朝方、何回かこの店を利用しているダンディが入ってきた。今夜は最悪の気分だ。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

私は無言で酒を注いでやった。

朝方、前に見たことがある貴公子が入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Timothyshierは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

眠くなる話だった・・・・。

朝方、何回かこの店を利用している二枚目が入ってきた。二枚目は老婆を探しているらしく、Jamesemitoは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

朝方、見馴れない一人の旦那が店に入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。ThomasBixは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

隣のテーブルで１人の淑女がThomasBixの様子を見て笑っていた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。Pamelatobは最近の年増がいかに腹立つかを力説しはじめた。

周りの人間は誰もPamelatobの言葉を聞いていなかった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。Marvinrorは1歩もその場を動こうとしなかった。

Marvinrorが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の彼氏が店に入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

・・・完全に正気を失っていた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。Scottlerはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある英雄が入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。